英語史(History of the English Language)や英語歴史言語学(English Historical Linguistics)に関する論文の探し方について紹介しています。
外大図書館で探す
概説書や論文集から探す
- 英語史リサーチのための参考文献の「NewCHEL」や「ハンドブックや論文集」から探してみて下さい
- Cambridge University Pressから出ているものはCambridge Coreから電子版にアクセスできる場合があります。図書館に図書リクエストを行う際には、CUPに関してはなるべく電子版を優先して購入してもらうように依頼しています。
文献研究においては、実際に図書館に足を運んで、本棚を眺め、タイトルと目次を見てみることから始めると思わぬ出会いに繋がることがあります。
データベースで探す
海外の論文を探す
- Gale Academic OneFile(要学術認証)
- 検索結果を “Full text documents” で絞り込めばフルアクセス可能(ダウンロード可能)な論文が表示されます。
- JSTOR(要学術認証)
- 学術論文の多くはフルアクセス可能なデジタルアーカイブです。
- 20世紀に出版された文献学に関する論文を探す際にはこのデータベースを当たってみると良いかもしれません。
- EBSCOhost(要学術認証)
- 検索画面で「全文」にチェックを入れるとフルアクセス可能のみが表示されます。
- Cambridge Core(要学術認証)
- Cambridge University Pressに限定されてしまいますが、多くの図書や論文がフルアクセス可能です。以下は英語史、英語歴史言語学、英語学関連の論文が掲載されている雑誌です。
- ProQuest: Linguistics and Language Behavior Abstracts (LLBA)(要学術認証)
- フルアクセス可能なものもあれば、書誌情報のみの掲載の場合もあります。
- 2025年度末まで利用可能とのこと。
- Google Scholar
- 書誌情報のみの場合が多いです。
- Connected Papers
- 論文間のつながりを可視化してくれるツールです。
- 【KOTOBA-カタリナ】ブログの紹介記事(家入葉子先生)
データベース上で抄録しか見つけられない場合でも、検索エンジンで論文タイトルを検索すると、論文の著者がプレプリントを公開している場合があります。
海外のジャーナル(学術雑誌)
網羅的ではありませんが、英語史に広く関係するジャーナルです。オープンアクセスになっている論文やジャーナルが増えてきています。
- Cambridge University Press
- Taylor & Francis
- De Gruyter
- John Benjamins
- Oxford Academic
- Modern Language Society
- Adam Mickiewicz University Poznañ, Faculty of English
- Uppsala University, Department of English
- ICAME Journal(ICAMEサイトの情報)
- International Computer Archive of Modern and Medieval Englishの略です
- 英語コーパスを用いた研究論文が多く掲載されています
- ICAME Journal(ICAMEサイトの情報)
国内の論文を探す
- CiNii Research
- いわゆる紀要論文の扱いについてはゼミでの説明に従ってください。
- 学術雑誌は所蔵されていないことの方が多いので外大図書館の文献複写を利用して手に入れることになります。
- J-STAGE
- 国内の学術雑誌もオープンアクセス化が進んでおり、ダウンロード可能になっているものもあります。
- Studies in Medieval English Language and Literature
- 近代英語研究
英語史に関する国内の論文は三浦あゆみ先生によるA Gateway to Studying HELの「日本人研究者による図書・論文の書誌情報」も参照してください。
論文検索AIで探す
いきなり手を出すのはおすすめしませんが、生成AIの発達により論文検索の仕方も大きく様変わりしてきました。